市況研究社

トウモロコシ相場 2019年7月2日(火)


当社では、6月17日(月)から<米独立記念日に向けた行程が始まった>とお伝えし、本日7月2日(火)は「16日目」です。

今朝のシカゴ(CBOT)先物で「5月24日(金)終値」→「5月28日(火)始値」のギャップ手前まで、プレミアムを削り落としています。このギャップを完全に埋めるためには、9月第1週のレイバーデイに向けて天候が大過なく過ぎる必要があります。

 7月4日<独立記念日前の相場>では、余計な高値を削り落としておけばOKです。「5月24日(金)終値」→「5月28日(火)始値」のギャップを完全に埋めるのは、<9月第1週のレイバーデイに向けた相場>です。7月、8月の生育時期の天候は重要です。

「5月28日(火)始値」以下の値段を、ここで一気呵成に売り崩すのは難しいので、物事が必要とする時間も考慮する必要があります。包括的に判断したいと思います。

米国生産者の農業日誌

わが国生産者が「彼岸」や「盆」を節目にするように、米国生産者は「イースター」や「メモリアルデイ」、「独立記念日」や「レイバーデイ」を意識しています。

イースターは春分の日の後の最初の満月の次の日曜日。本年(2019)のイースターは4月20日で、米国中西部の主産地の生産者が<作付け>を意識するときです。例年であれば、イースターから5月最終週のメモリアル・デイまでに「作付けを終わらせる」ことを目指します。

6~7月は米国冬小麦の収穫で、冬小麦収穫後の2毛作大豆の作付けは7月4日の米独立記念日までに終了させます。

したがって、例年であれば「5月最終週のメモリアルデイ」までに作付けを終了し、初期生育の順調さから「青田ホメ」の下落になるものが、本年の場合はメモリアルデイまでに作付けが終わらず、主産地の本格作付けが<6月>にズレたことで、<6月作付けを促す高値>を形成することになった。イリノイでは本年、6月12日あたりに作付けにメドをつけた。

米国主産地でほぼ作付けにメドをつけると、<6月作付けを促す余計な高値>は削り落とすことができる。したがって、当社「日報」では「6月17日」以降、<7月4日米独立記念日に向けた行程>を想定したわけです。

一般的に言って、米国の夏は5月最終週のメモリアル・デイから始まり、9月第1週のレイバーデイまでが<盛夏>です。9月第1週の<レイバーデイ明け>から米国の新学期が始まり、子供達が学校へ行く。<9月第1週のレイバーデイ明け>に米国の季節感、年度の認識が変わり、資金運用も見直されます。本年は<6月作付け>にズレたので、新穀の反収(たんしゅう)や収穫時期も後ズレすると想定する必要があります。

本年(2019)の農業日誌
4月20日イースター~7月4日米独立記念日前=米国穀物の作付時期planting season
7月4日米独立記念日後~9月2日レイバーデイ=米国穀物の生育時期growing season

罫線(チャート)

本年(2019)の場合、5月27日のメモリアルデイまでに中西部主産地の作付けが終わらなかったことで「作付時期の相場」が延長戦となり、<6月作付けを促す余計な高値>を形成した。

「5月24日(金)終値」と「5月28日(火)始値」のあいだには、メモリアルデイ休日のギャップがあります。日足の窓、週足の窓です。

当社では、このギャップを<7月4日の米独立記念日までに埋めるのは難しい>と思いながら、<9月2日のレイバーデイまで大過なく行けば埋められる>と展望し、まずは余計な高値を削り落とすプロセスを想定したわけです。

シカゴ(CBOT)トウモロコシ先物
        5月24日(金)帳入値    5月28日(火)始値
2019年 7月限    4.04'25     →    4.08'00
2019年 9月限    4.12'50     →    4.16'00
2019年12月限    4.19'75     →    4.23'00
2020年 3月限    4.29'25     →    4.31'75

今朝のシカゴ(CBOT)先物では「5月24日(金)終値→5月28日(火)始値」のギャップまでプレミアムを削り落としています。

今朝のシカゴ(CBOT)トウモロコシは「5月28日の始値」に下げています。

包括的に判断するところです。7月、8月の天候は重要です。物事が必要とする時間も考慮して臨んでいくことが大切です。

「5月24日(金)終値→5月28日(火)始値のギャップ」を完全に埋めるためには、9月第1週のレイバーデイに向けた天候相場が順調に推移する必要があるので、日柄も考慮して判断すべきところです。このあと<9月2日レイバーデイに向けた行程>が始まります。

5月28日(火)始値より下の値段は、7月、8月成育時期の天候と作況を確かめてからです。
4月20日イースター~7月4日米独立記念日前=米国穀物の作付時期planting season

7月4日米独立記念日後~9月2日レイバーデイ=米国穀物の生育時期growing season

CBOTトウモロコシ先物

米国現地 2019年7月1日(月)
限月     始値   高値   安値   帳入値  前日比
07月限 19  424'25  424'75  410'25  412'00  -8'25
09月限 19  429'00  429'50  413'50  415'50  -9'25
12月限 19  435'00  435'75  420'75  422'50  -9'00
03月限 20  442'75  443'25  430'00  431'75  -7'75

米国現地 2019年5月28日(火)
限月     始値   高値   安値   帳入値  前日比
07月限 19  408'00  421'00  407'50  420'25  +16'00
09月限 19  416'00  430'00  415'25  429'50  +17'00
12月限 19  423'00  437'50  422'50  437'00  +17'25
03月限 20  431'75  446'75  431'50  446'50  +17'25

米国現地 2019年5月27日(月)メモリアルデイ

米国現地 2019年5月24日(金)
限月     始値   高値   安値   帳入値  前日比
07月限 19  390'50  404'75  389'75  404'25  +14'50
09月限 19  399'25  413'00  398'25  412'50  +14'00
12月限 19  408'00  420'00  407'50  419'75  +11'75
03月限 20  419'25  429'75  418'75  429'25  +10'00