市況研究社

原油相場 2019年3月22日(金)

為替レート変動の重要な要因は内外金利差であり、さらにはそれを左右する先行きの金融政策スタンスの差である。本日22日(金)の為替は「1ドル=110.90-110.70-110.50円」で揉み合う可能性が高い。

<米2年債利回りと「ドル円」
米国    米10年債  米2年債  日本
日付     利回り  利回り  日付   東京仲値
3/21(19)  2.54   2.41   3/22 110.90-110.70-110.50
3/20(19)  2.54   2.40   3/21   春分の日
3/19(19)  2.61   2.46   3/20   111.65
3/18(19)  2.60   2.45   3/19   111.33
3/15(19)  2.59   2.43   3/18   111.58

中東サワー原油のプレミアムが縮小

今週の原油相場で、中東サワー原油のプレミアムが剥がれ落ちています。

●本年(2019)2~3月相場

(1)本年2-3月の原油市場では、世界的に軽質スウィートはじゃぶじゃぶ、その反面で「中重質サワーがタイト」という思惑が台頭した。

(2)そのため市場人気は、中東サワー原油の指標である「オマーン」や「ドバイ」にプレミアムを上乗せして、「ブレント原油」以上の高値に買い上げた。

(3)さらにシンガポール時間午後4時30分(東京時間午後5時30分)のアジア査定時間に向けて相場を押し上げた。

当社では、ベネズエラの重質原油の供給減少によって、アジア市場の重質原油の需給にタイト感があるにしても、原油の性状格差からして、中東サワー原油を軽質スウィート以上に買い上げることは<異常>とお伝えしてきました。こうした価格形成のパターンと秩序はドバイ・リンクの油種を割高にし、将来にわたって持続するとは考えにくい。

アジア市場で「中東産サワー原油の高騰」、「ドバイ・リンクの割高」が続いたとき、アジア製油所の購入油種の再検討が始まると考えています。現在のところは、サウジアラビアのアジア向け4月積み調整項の引き上げや供給削減など、サウジアラビアのマネジメントが通用していても、それを将来の推定の基準にすることはできない。

本年(2019)2-3月の原油市場の<価格形成のパターンと秩序>はファンダメンタルズから乖離しており、将来に向けて持続するものではない。当社では、その変化の兆候を調べており、今週の相場では中東サワー原油のプレミアムが縮小しています。

●中東サワー原油のプレミアム縮小

今週の原油市場では、中東サワー原油が<ブレント原油以下>に下げています。そして、これまで上乗せしていたプレミアムが剥がれ落ちています。

<午後5時30分、アジア査定時間の価格差
日付    ブレント原油5月限  オマーン原油5月限
         午後5時30分    マーカー価格      価格差
3月22日(金)
3月21日(木)    68.61       68.23      -0.38
3月20日(水)    67.81       67.61      -0.20
3月19日(火)    67.79       67.71      -0.08
3月18日(月)    67.32       67.44      +0.12

3月15日(金)    67.55       67.81      +0.26
3月14日(木)    68.07       68.31      +0.24
3月13日(水)    66.88       67.26      +0.38
3月12日(火)    66.87       67.19      +0.32
3月11日(月)    66.46       66.83      +0.37

3月08日(金)    65.51       65.79      +0.28
3月07日(木)    66.21       66.53      +0.32
3月06日(水)    65.42       65.79      +0.37
3月05日(火)    65.53       65.67      +0.14
3月04日(月)    65.38       65.30      -0.08
 
3月03日(金)    66.71       66.65      -0.06