市況研究社

原油相場 2019年7月4日(木)


昨日7月3日(水)の「日報」で、<ひとつのレンジ相場を模索している可能性が高い>とお伝えしました。

●米国原油在庫について

石油会社の在庫と生産計画、原油調達業務を説明します。

一般的に言って、石油精製会社の生産計画は、想定される石油製品需要ならびに販売数量をもとに、最適な石油製品の生産パターンを策定し、現状の在庫バランスを考慮し、調達原油の油種と数量、購入時期を決めます。

生産計画の策定を行なうにあたっては、(1)需要予測に基づく販売計画数量,販売価格および物流・販売コスト、(2)精製装置能力および精製コスト、(3)処理原油の供給可能数量、油種/性状および購入コストといった諸要素を外生変数としてモデルに与え、最適生産パターンを算出すると言われますよほどの突発的な事故でもないかぎり、それぞれの石油会社が策定した最適生産計画に基づき、原油購入から各製油所における実際の精製処理に至る一連の生産活動が行なわれるわけです。

そして1年以上の中長期の計画、当月ごとの短期の点検もおこなわれます。こうしたことはあたり前のことではないかと思います。

ところが、先物市場では、石油会社が行きあたりばったりに生産し、その都度、在庫の増減にびっくりしているかのような思惑が喧伝される。当社では、そうした思惑人気は現実に合致していないと考えています。季節的習性は予知されているので、石油会社は前もって計画的に対応しています。通常の季節的変動に「サプライズ」(驚き)はありません。

ホルムズ海峡の航行については、それに不安が台頭すれば、できるかぎり前もって調達先の多角化をすすめようとします。

●国際原油取引の指標

ブレント原油先物(ICE)2019年7月5日(金)
限月      始値   高値   安値  帳入値  前日比
09月限 2019 (63.18)
10月限 2019 (62.84)
11月限 2019 (62.57)
12月限 2019 (62.34)
01月限 2020 (62.15)
02月限 2020 (62.00)
03月限 2020 (61.80)

ブレント原油先物(ICE)2019年7月4日(木)
限月      始値   高値   安値  帳入値  前日比
09月限 2019  63.88  64.07  62.95  63.30  -0.52
10月限 2019  63.52  63.74  62.66  62.95  -0.56
11月限 2019  63.48  63.48  62.44  62.69  -0.60
12月限 2019  63.12  63.26  62.23  62.46  -0.61
01月限 2020  62.96  63.00  62.06  62.26  -0.63
02月限 2020  62.71  62.71  61.89  62.08  -0.63
03月限 2020  62.20  62.54  61.76  61.91  -0.62

ブレント原油先物(ICE)2019年7月3日(水)
限月      始値   高値   安値  帳入値  前日比
09月限 2019  62.90  64.01  62.09  63.82  +1.42
10月限 2019  62.62  63.70  61.85  63.51  +1.35
11月限 2019  62.37  63.46  61.68  63.29  +1.32
12月限 2019  62.09  63.24  61.50  63.07  +1.30
01月限 2020  61.94  63.04  61.34  62.89  +1.28
02月限 2020  61.77  62.88  61.18  62.71  +1.27
03月限 2020  61.73  62.59  61.10  62.53  +1.26