市況研究社

原油相場 2019年7月11日(木)


昨夜からの相場で、ブレント原油期近9月限が「62.50~65.00ドル」のレンジ上辺を抜けて「67ドル台」に上昇したのは、米メキシコ湾で発生した「Potential Tropical Cyclone Two」をめぐる思惑が波及した可能性が高い。トウモロコシや大豆も戻して引けた。

米ハリケーン・センターによれば、米国現地7月11日(木)に熱帯低気圧に発達し、12日(金)には「ハリケーン」になる予報です。予想進路などは、下に記したアドレスをクリックしてご覧ください。過ぎ去った話ではなく、これからのことです。現在のところ、まだ「熱帯低気圧」になっていないので、詳しいことがわかりません。

米メキシコ湾岸や深海で原油を生産している石油会社は、事前に、熱帯低気圧に成長する前に「メキシコ湾北中部の15の原油生産プラットフォーム」、「4つの掘削施設」(リグ)から従業員を退避させた。米メキシコ湾の原油生産の3分の1が停止しています。

Potential Tropical Cyclone Two」の発達とその進路

米メキシコ湾北中部のルイジアナからテキサスに進む。

雨量は米メキシコ湾北中部で「30cm」、一部では「45cm以上」と予想されています。

●原油相場

当社では、当面の原油相場について、ブレント原油期近9月限で「62.50~65.00ドル」のレンジ相場と想定してきました。

昨日からの相場で、レンジ上辺の「65ドル」を上抜いて「67ドル台」に上伸したのは、メキシコ湾で「熱帯低気圧」が発達することで「米メキシコ湾の原油生産が影響を受ける」という思惑が台頭したからです。「米国原油在庫の減少」ではありません。米国のハリケーン・シーズンを背景にした思惑人気です

米国の原油生産(米EIAの予想、単位:日量平均)
          米国原油生産  アラスカ  メキシコ湾  内陸48州
7月(2019)予想  1244万バレル ( 39万    194万    1011万 )
6月(2019)推定  1219万バレル ( 46万    181万     993万 )

●穀物、油糧種子

ミシシッピ・デルタの雨量は、大豆の作況をめぐる思惑に波及することがあります。

米ガルフからミシシッピ川を北上すると、河川の水位を引き上げ、バージ輸送に影響します。今後の天気見通しも変わる可能性があります。これからです。

週末を観測する必要があります。